キュアリズム(チェリーブロッサム:原型師 桜坂美紀 ) 作成過程


各パーツのビフォーアフター

・開封した状 態
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・整形後
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・サーフェイサー処理後
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・塗装完了後
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市販品じゃない故に、表面処理が超大変だった。しかもパーツ数が多いし。
こうやって通常のガレキを作ってみると、いかにキャラグミンとかが親切設計なのかしみじみと分かるわ(笑)。

後ろ髪のパーツは、複数に分かれていたので、金属棒を埋めて差し込んで接着した後に、パテ盛り→正面処理必須。
ねんどろいど改造のノウハウが役に立った(笑)。
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サーファフェイサー前に、一旦仮組みしてみたもの。ここで完成品へのイマジネーションを高める。
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塗装に関してなんだけど、前のキャラグミンと同じく、全体塗装はスプレーかエアブラシ、陰の部分のグラデ塗装に関しては、タミヤのウェザリングマスターを使い、
加えてウェザリングマスターじゃ足らない色は、画材屋で買ったパステルカラーを粉末状にして、ウェザーリングマスターと同じ要領で塗り込んだ。

普通のグラデ塗装はエアブラシを細吹きするんだろうけど、住宅の問題と、俺のスキルの問題と、エアブラシの性能の問題その他諸々にて、この手法を使うことに。
この手法自体は別に珍しくないみたいだけど、少なくともエアブラシでやるよりは完成度が下がると思うので、まあエアブラシが使えない環境の方や
お手軽にグラデ塗装をやってみたい方のみにオススメします(笑)。


↓パステルカラーを100均の茶越しで粉末状にした状態。これを100均のアイシャドウを塗るスポンジ&筆&綿棒を駆使して塗り込む。
水は色を落とす時にも塗り込む時にも必須。薄い色はなかなか色が付かないので大変。
塗った後は、パステル用の定着スプレーか、トップコート(つや消し)で定着させる。
あと塗る前に一回トップコート(つや消し)を吹いておいた方が定着しやすい(多分)。
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ウェザリングマスターで、衣装の白い部分に陰を付ける。「スイート」組は劇中では、胸はペッタンコだけど(笑)、これにはちゃんと胸もあります。
あと胸の陰だけではなく、お腹周りの筋肉の陰やチ○ビも塗ってます。

スーツのシワや胸の凹凸の陰は、最初からあるとは言え、色付けすることで、よりリアルになる。
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フリル下のスパッツ部分。
足のパーツと微妙に噛み合わなかったので、パテで隙間部分を作成。
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股間周りやお尻周りにも陰を付ける。スジまで入れてしまったのは、ちょっとやり過ぎた感はある(笑)。
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フィギュアの命である顔の塗装。
今回は瞳のデカールも自ら作ったから、ちょっと手間取った。

1.顔に肌色を塗った状態
2.眉毛とその下のラインを塗装
3.唇を塗装
4.自作デカールを貼り付け
5.デカールの一部を筆で描いて修正
(瞳の部分に凹凸があるので、若干修正が必要だった)
6.一旦トップコート(つや消し)を吹いた後に、唇と瞳にクリアを塗った
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自作デカール作成に関してだけど、
1.顔パーツを真正面から撮影して、その上からイラストソフトにて瞳を描く
2.顔パーツの瞳部分にマスキングテープを貼って、鉛筆で瞳部分をフチ取りしたものをスキャナで取り込む
3.上記1で作成した瞳が、上記2で取り込んだ型どりにサイズが合うように調整
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それで作成した自作デカールがこんな感じ。
まあペーパーフィギュアや、ねんどろいど改造の流用なんだけど(笑)。
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デカール作成に関しては、下記3つで実験した。左から、
@ミラクルデカール、AWAVEのNEWクリアデカール+エーワンの転写シール(透明)の合わせ技Bおうちdeデカール
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最終的にはAを使った。これは人様の技を真似したものなんだけど、これが一番簡単かつ確実だと思う。
@は準備がメチャクチャ面倒臭い(+俺のプリンターだと印刷が汚い)&デカールが厚い
Bは準備は楽で、印刷は(俺のプリンターでは)一番キレイだったけど、非常に貼りづらい
Aは@Bの中間で双方の欠点は大体クリアしてた
※これらはあくまで、我が家の環境下での検証です。Aのやり方に関しては、人様の技なので解説しません(検索すると出てきます)。




胸にキュアモジューレを付けて、スーツのピンクのラインを塗装した後。
胸のリボンを取り付けると、胸の膨らみは正面からはほとんど分からなくなるので、今の内に楽しむ(笑)。
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スパッツに足パーツを取り付けた後。実は左足接着の際、大失敗して隙間が空いてしまった(泣)。
写真でもよく見れば分かります。
まあフリルを付ければ、ほとんど分からない場所なのが、不幸中の幸いだが。
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何かケツがエロい(笑)。
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とりあえずフリル無しで、ボディパパーツを仮組み。
もし劇中でもこの格好だったら、ドえらいことだった(笑)。
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あとは自分への備忘録的なものとして、主な箇所の色のレシピでも。

・髪  → シャインイエロー(ガイアノーツ)+ホワイト(ミスターカラー)を少々
・肌  → ノーツフレッシュ40%+ノーツホワイト40%+半光沢(ミスターカラー)10%+ノーツフレッシュオレンジ9%
残り1%に、ノーツフレッシュピンク、蛍光ピンクを薄っすら入れて、クリアオレンジを数滴(これで色味調整)
上記をシンナー2倍で希釈(だったと思う)
・キュアモジューレの中心部分 → シルバーを下地塗装後クリアブルーを吹いた
・スーツのピンク部分 →ピンク(水性)
色が濃い部分と薄い部分があるので、ホワイトで調整、ブーツのみ半光沢のトップコートを吹いた(他はつや消し)


陰の部分
・肌  → タミヤウェザリングマスターHセットのペールオレンジ
・スーツの白い部分  → タミヤウェザリングマスターHセットのピーチ
・髪  → ホルベインアーチストパステル 305
・スーツのピンク部分(濃) → ホルベインアーチストパステル 103
・スーツのピンク部分(薄) → ホルベインアーチストパステル 154

肌は、パステルを塗った後に、エアブラシ用つや消し+ボークス造形村のシャインパール ホワイト数杯
+つや消しホワイト数滴をシンナー2.5倍で希釈して、薄く再塗装
髪は、パステルを塗った後に、塗料1:つや消し3位で希釈して、薄く再塗装



人様のマネと独自の方法を色々ゴチャ混ぜでやりました。
俺の場合、理論を完全に把握している訳ではないので、あまり参考にしない方がいいかもしれません(笑)。


■塗装に使ったツールの一部■
タミヤメイクアップ材シリーズ No.127 ウェザリングマスターH 87127

ガイアカラー 基本カラー 051 ノーツフレッシュ
ガイアカラー 052 ノーツフレッシュホワイト
ガイアカラー 053 ノーツフレッシュピンク
ガイアカラー 054 ノーツフレッシュオレンジ

ホルベイン アーチストソフトパステル 100色セット
(※バラ売りを使う)




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